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100 BN1
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メーカー
オースチンヒーレー
ミッション
マニュアル
グレード
100 BN1
ボディタイプ
オープン
外装色
レッド
年式
1954 年型
走行距離
不明
乗車定員
2 名
サイズ
長 371 cm 幅 152 cm 高 94 cm
エンジン形式
排気量
2660 cc
馬力
トルク
車検
ハンドル
駆動区分
輸入区分
内装色
ブラック
燃料区分
ガソリン
幌色
ブラック

社外フロントウィンドーに変更されておりますが、 オリジナルウィンドーに変更可能です。

( オリジナルに変更する場合は 部品代及び取付費用が有償となります。)

オースチンヒーレー100は、195210月のロンドン・モーターショーで「ヒーレー100」としてデビューする。それは第一次世界大戦時にイギリス軍パイロットとして戦争に関わって戦傷により、戦後ラリードライバーやエンジニアに転身したドナルド・ヒーレーが、自身の「ドナルド・ヒーレー・モーターカンパニー」を1945年に設立し製作したクルマだからだ。息子のジョフレー・ヒーレー、バリー・ビルビー(シャーシ担当)、ゲリー・コーカー(ボディ担当)とともに作り上げたのがヒーレー100というクルマになった。流れるようなボディの下には、オースチンA90ウェストミンスターから流用された2.6リッターエンジンとギアボックスが収められ、発表に先立つ1952年の夏には、ベルギーで走行テストを行い車名の「100」に相応しく106.05mph(170.6km/h)の最高速度を記録している。オースチン・モーターカンパニーの社長、サー・レオナード・ロードはロンドン・モーターショーに於いて、このヒーレー100に称賛を浴びせた1人となった。彼はその晩、ディナーにドナルド・ヒーレーを招待し、BMC最大のファクトリーであるロングブリッジ工場で、このクルマの生産を行う契約を交わした。そこで車名は「オースチンヒーレー100」となった。その後19535月からロングブリッジ工場で「オースチンヒーレー100」の生産が始まることとなる。オースチンヒーレー100に搭載されるエンジンは、ボア・ストロークが87.3mm×111.1mmで総排気量2660ccとなる水冷OHV直列4気筒エンジンとなる。7.5の圧縮比をもち、SU H4ツインキャブレターを備え、90馬力/4000rpm19.9kgm/2000rpmのトルクを発揮する。組み合わされるトランスミッションは、フルシンクロ3段マニュアルギアボックスに、レイコック・ド・ノーマンヴィル製のオーバードライブ(2速とトップとなる3速に効く)が装備される。足回りはフロントがウィッシュボーン+コイルによる独立懸架、リアは半楕円リーフ+パナールロッドのリジットアクスルとなる。ブレーキはガーリング製11インチ(279.4mm)のドラムブレーキが4輪に備わる。コックピットはスチールのままのダッシュパネルの特徴的な曲線が、何とも言えず味わいを醸し出している。クラシカルなメーターはステアリングコラムを中心に左右対称に配置され、左が120mphまでのスピードメーター、右が6000rpmまで刻まれたレブカウンターとなっている。シートは腰のホールドがとても良さそうなローバックタイプとなり、オープン時のボディラインを損なわないように配慮されている。ボディサイズは全長×全幅×全高が3880mm×1540mm×1240mmとなり、ホイールベースは2290mmとなる。トレッドは前1240mm、後1290mmで車両重量は975kgとなっている。動力性能はメーカー公表値で、最高速度103mph(165.7km/h)0400m加速17.5秒となっている。同時期のトライアンフTR2 2.0165.0km/h18.6秒を公表し、これを上回りジャガーXK120 3.4199.5km/h17.0秒にはやや及ばずといったところか。また1953年にイギリスの「The Motor」誌による実測テストによると最高速度106mph(171km/h)060mph(97km/h)加速11.2秒を記録、消費燃費テストでは約8km/を記録している。オースチンヒーレー100(BN1)の生産台数は1953年から1955年の間に10030台となっている。1953年「ドナルド・ヒーレー・モーターカンパニー」はワークス体制で2台のオースチンヒーレー100をルマン24時間レースに出場させた。結果は総合12(クラス2)14(クラス3)を獲得。それに合わせる形で、110馬力を発揮する高性能モデル「100M」が開発され、640台限定で製作された。100Mの「M」はルマン(Le Mans)Mを意味する。強化されたサスペンションと、口径の大きなキャブレター、革製ボンネットベルトと排熱用ルーバー付ボンネットが装備された。また当時「ドナルド・ヒーレー・モーターカンパニー」からは「ルマン・エンジン・モディフィケーション・キット」と呼ばれるチューニングキットが販売され、ノーマルのヒーレー100100Mと同じパワーにする事が出来たといわれている。電磁式オーバードライブのスイッチを入れると、瞬時にギアはアップしエンジン回転は下がる。しかし逆に解除すると若干のタイムラグの後回転が上昇し、常にダウンがワンテンポ遅れる感じとなる。ワインディングにおいてのオースチンヒーレー100の操縦性は、その流麗なスタイルから想像するより、ずっと敏捷に感じられると思う。ツインキャブレターの恩恵でスロットルレスポンスが良い為、なおさら軽快に感じられるのかもしれない。足回りは適度にロールを許すもののスムーズな路面ではコーナリングを心から楽しむことが出来る。カムアンドペグ方式によるステアリングは、想像以上に軽くセンター付近に曖昧な感触を残すものの、切り出してしまえば年代の割には正確にレスポンスしてくれるので、ノーズを思い通りの方向に向けることが出来る。合わせて不粋な突き上げ感も少なく、この年代のスポーツカーとしては優れた乗り心地を提供してくれると言って差し支えないだろう。この度、入荷したモデルはベースとなるヒーレー100の当時のエンデュランス・レーサーのイメージそのままに、レーシングスクリーンや排熱用ルーバー付ボンネット、ルマン・レギュレーション・ボンネット・ストラップ、フロント補助ランプにロールオーバーバー、リアトランク上のアルミ製クイックフィラーキャップなど赤いボディと合わせてとてもレーシーな仕上がりとなり見どころも多く、良き時代の空気感を感じさせるものとなっています。