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CORNES クラシケ付き
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メーカー
フェラーリ
ミッション
オートマ
グレード
CORNES クラシケ付き
ボディタイプ
COUPE
外装色
グリジオイングリッド
年式
1999 年型
走行距離
30350km
乗車定員
4 名
サイズ
長 476 cm 幅 192 cm 高 130 cm
エンジン形式
V型12気筒DOHC
排気量
5470 cc
馬力
442
トルク
56.0kgm
車検
ハンドル
駆動区分
輸入区分
ディーラー
内装色
ブラック
燃料区分
ガソリン
幌色

ルカ・ディ・モンテゼーモが社長時代に行ったフェラーリ改革は、456GTによって形になった。実用性に無頓着だったフェラーリを、毎日その性能を味わえるスポーツカーに仕立て上げた。発表から5年が過ぎエレガントで、使いやすく、速い、その思想に相応しい456GTをモディファイして、更に一歩、進化させたのが98年ジュネーブショーでデビューした456M GTだ。性能の高さは折り紙付き、その上実用的な2+2フェラーリは、その頃(1998年)までに生産されたフェラーリ市販車の実に20%を占めていた。456GTから456M GTになるにあたり、変更点は大きく分けて3点。①ボディワーク ボンネットのエアアウトレットが無くなり、デザイン変更され、それに伴いサイドスカートとリアバンパーも新しくなった。このデザインを担当したのは、GMからピニンファリーナに移籍した奥山清行が担当した。奥山がデザインを施した初めてのフェラーリだ。ボンネットの素材は456GTではカーボンハニカム素材であったのに対し、新たにカーボンとケブラー製になった。これにより11kg軽量化された。またグリルも僅かに大型化され、丸型ドライビングランプが内蔵されモダンな中にも、クラシックな雰囲気を漂わせる。下部に可動式アンダースポイラーが装備されていたリアバンパーは、新たに固定式のアンダースポイラーが着きエアロダイナミクスを追求した結果、ダウンフォースが向上している。②居住性の改善 前席の電動調整機構が増えて、ダッシュボードのエアアウトレットのデザインが四角形から550マラネロと同じ丸型になる。センターコンソール上部に並ぶ5つの小径メーターから、水温計と油圧計がドライバー正面のメーターナセル内に移動した。更に後席へのアクセスを容易にする為にバックレストを前倒しした時のスライド量が増えた。後席はセンターボックスが無くなり居住性が向上。全席に施されたステッチが縦から横方向に変わった。③動力性能 最高出力442馬力/6200rpm、最大トルク56kgm/4500rpmに変更は無いが、エンジン制御がモトロニックM2.7からM5.2へ進化し点火順序が1-12-5-8-3-10-6-7-2-11-4-9から1-7-5-11-3-9-6-12-2-8-4-10となり一層のスムーズさを得た。モダナイズされたシャーシは、フロントサスを550マラネロからキャリーオーバーしてアンチダイブ・ジオメトリーを強めた。スポーツ/インターミディエイト/ツーリングの3段階切り替え式ダンパーは、ノーマル/スポーツの2段階式になった。ブレーキは、AteパテントのABS付きテヴェス製キャリパーが付いていたが、ブレンボ製アルミキャリパーとなり、トラクションコントロール(ASR)が採用された。搭載される4速ATは、456GT専用にフェラーリが白紙から設計し、英国のFFDリカルド社(マクラーレンロードカーのエンジン開発製造会社)で開発製造されたもの。ロックアップクラッチ付きトルコンと4段変速機構をZF製LSDとともにリアに配置するトランスアクスル方式で搭載され、AT化による増加分の100kgがリアアクスルにかかり、前後重量配分は49:51で、後軸荷重はミッドシップ並みになる。ATのセッティングは高回転型エンジンの出力特性に合わせて、ストールトルク比が高めに設定され、常用域ではエンジン回転数を高めに保ち、トップエンドでの加速の落ち込みは、メカニカルクラッチを(4500回転前後で)作動させて、トルコンスリップを排除することで対応している。走行性能は、一般道のドライブはとてもスムーズでシフトショックも全く気にならない。Dレンジのまま想い描く通りに走行出来、AT故の歯痒さはまるで無い。ワィンディングに於いても、僅か1500rpmから40kgmを超える図太いトルクとトランスアクスルにより、2トン近い車重もコンパクトに感じながら、軽快に楽しむ事が出来る。456M GTは古くからのフェラーリが伝統とした高張力鋼管チューブラーフレームにアルミアウターパネルで作られている。その上V型12気筒エンジンをトランスアクスルで尚且つトルコンATで走らせる事が出来る、エンツォが興した良い時代のクラシックフェラーリの最新モデルとも言えるクルマ。「グリジオイングリット」と呼ばれる淡いシャンパンゴールドは、イタリアの映画監督でフェラーリエンスージャストのロベルト・ロッセリーニが、当時妻だったイングリット・バーグマンのゴールドに輝く瞳の色をモデルに特注でフェラーリにオーダーした色。1954年にロッセリーニが375MMにワンオフボディを架装した「フェラーリ375MMスカリエッティクーペ」にもこの色が使われた。456シリーズの生産台数は、456GT 1548台、456GTA 403台、456M GT 688台、456M GTA 650台、11年間で、計 3289 台。日本での456M GTAの新車価格は、2690万円、6MTのGTは2550万円。性能はカーグラフィック測定値で456GTAが記録したもので、0→400km 13.3秒、0→1km 24.1秒、0→100km5.2秒で、それぞれMTに対して0.2秒、0.7秒、0.1秒と僅かな遅れとなっている。全長4763mm (456GT比+33mm)×全幅1920mm×全高1300mm  ホイールベース 2600mm、トレッド前 1585mm 後 1605mm 車両重量 1970Kg  燃料タンク容量 110リットル  タイヤサイズ 前 255/45-ZR17(8.5J) 後 285/40-ZR17(10.5J)