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メーカー
フェラーリ
ミッション
マニュアル
グレード
ボディタイプ
オープン
外装色
イエロー
年式
1973.0 年型
走行距離
64300マイル
乗車定員
2.0 名
サイズ
長 430.0 cm 幅 170.0 cm 高 109.0 cm
エンジン形式
V型6気筒DOHC
排気量
2410.0 cc
馬力
195
トルク
23/0kgm
車検
令和7年3月13日
ハンドル
駆動区分
輸入区分
内装色
ブラック
燃料区分
ガソリン
幌色

1972年Ferrari Dino 246 GTS

Original Exterior color Giallo Fly 20-Y-490

Original Interior color Leather Nero VM8500 Connolly

オリジナル度の高いChassis #04460の入庫です。

インテリア、メカニカルは良いコンディションを保っています。

ディーノのデビューは1967年トリノ・ショーでこの時はまだ「206GT」と呼ばれていた。ボディデザインは、ピニンファリーナのアルド・プロヴァローネのプロトタイプをもとにデビュー間も無いレオナルド・フィオラバンティが担当した。ミッドシップGTとしては、後、斜方の視界がとても良く、低い車高でも前方視界も開けてドライバビリティを高く評価された。アルミ製ボディ製作は、スカリエッティ社で行われフェラーリ伝統の鋼管フレームはモデナのヴァカーリ社が製作して納入していた。エンジンはヴィットリオ・ヤーノによるもので、65°V62L(135B)のアルミブロックをもち、180馬力を発揮して、フィアット・ディーノと共用していた。その後1969年、フェラーリの親会社となったフィアットの意向で量産化と耐久性の面から、「246GT」となって生まれ変わった。デビューは同年3月のジュネーブ・ショー、スチール製のボディを持ち、2.4Lのエンジンも鋳鉄ブロックに改められた。ボディデザインの変更は少なく、ヘッドクリアランスを稼ぐ為に、全高が20mmプラスの1135mmとなり、バランスを取るようにホイールベースが60mm延長され2340mmとなった。全長×全幅は4240mm×1700mm、また206GTではボディから飛び出したデザインのフィラーキャップが、246GTではボディ同色のフラップの中に収められた。エンジン・フード上のスリットも片側6個から7個に改められた。246GTでは、アウレリオ・ランプレーディにより2.4L化されたエンジン(135CS)は、ボア×ストロークが92.5mm×60mmとされダウンドラフトのツインチョークウェバー40DCNF型のキャブレターを3基備え、9.0の圧縮比から最高出力195馬力/7600rpm、最大トルク22.8kgm/5500rpmを発揮する。206GT135B型から鋳鉄ブロック化されたこのエンジンは、乾燥重量134kgとなり僅か4kg重くなっただけで済んだ。足回りは前後とも、ダブルウィッシュボーン+コイルで4輪ディスクブレーキとなる。ホイール&タイヤサイズは、前後クロモドラ製6.5Jの軽合金ホイールに205/70VR-14のミシュランXWXが装着される。246GTには、大別して3種のバリエーションが存在する。ティーポLと呼ばれる初期型それまでの206GTのディテールが残され、センターロック式ホイールが付く。またアルミ製ボンネット&トランクフードを持ち、ANSA製マフラー、70L燃料タンクを装備する。ティーポM型と呼ばれる中期型ホイールは一般的な5本スタッド式になる。トランクオープナーが室内に移され、空調コントロールレバーが、ダッシュボードに移設された。またAte製ブレーキも装備された。ティーポE型と呼ばれる後期型トランスミッションが一新され、オプションでエアコンが選択出来る様になる。またE型の途中からワイパーが平行式になった。デタッチャブルトップを持つ246GTSはティーポE型と同等の内容を持ち、1972年のジュネーブ・ショーでデビューする。またティーポM型から、エンジンはマラネロで生産されるようになった。車両重量はアルミボディを持つ、206GTから40kg重くなり246GT/246GTS1080kg/1100kgとなっている。246GTのエンジンは、とてもフレキシブルでタウンスピードでの乗り心地を含めて、低速から高速まで快適。これは乗員が重心付近に座っているというポジショニングのせいでもあるが、スピードを増すにつれ、より良くなる傾向を持っている。重めのクラッチながら全体的にローギアードな5段ギアボックスはフェラーリの常で画然たるゲートを備えている。その為チェンジレバーの動きは大きく素早いチェンジには、慣れを要する。加速ではポルシェ・カレラに一歩譲っても、エンジン回転が4500rpmから上にいくにしたがい、マフラーとエンジンのサウンドが合わさるとミュージックと呼ぶに相応しいサウンドを奏でる。これは246GTでなければ体験出来ないものと、とても評価が高い。また246GTの持つ左右のフロントフェンダーはコーナーリング時にクルマを理想的なラインに乗せるのに絶好なガイドとなる。2速あるいは3速のフルパワーをかけてコーナーリングしても、前後タイヤは絶妙にバランスし、純粋にニュートラルステアを示す。このハンドリング特性はずば抜けて良く、自信を持ってワインディングを堪能する事が出来る。246GTSはシンプルで美しいクォーターパネル部に3個のエアアウトレットを持つ、それに伴い内装パネルにはエア抜き用の小孔が付く。ルーフは室内後方の左右のフックを解錠し、後方へ抜き取るように取り外す。外したルーフはキャビン内、シート後方に立てかけて収納できる。ボディ剛性対策として、エンジン前壁とサイドシルに補強が入っている。246GTS専用装備として、ロール式サンバイザー、キー付きのラゲッジ・スペース&エンジン・リッド・オープナーレバーがある。性能は246GTの、英モーター誌での測定値で060mph7.1秒、0400m15.4秒、01000m27.8秒、最高速度238km/hとなっている。新車時車両価格は900万円となっている。生産台数は246GTのティーポL357台、ティーポM506台、ティーポE1624台、246GTS1274台となっている。