ポルシェマカン GTS
PDK 4WD ワンオーナー
弊社新車販売管理車両、ワンオーナー、月内入庫予定車両となります。
[オプション装備]
ジェットブラックメタリック・レザーインテリアパッケージ・電動アダプティブシート・フロント/リヤシートヒーター・サイドブレード同色・LEDドアカーテシライト・エクスクルーシブフューエルキャップ・ハイグロスドアレバーブラック・パノラマルーフ・PTV Plus
・パワーステアリングプラス・LEDヘットライトブラック(PDLS Plus)・プライバシーガラス・ダークウォールナットマルチファンクションステアリング(ヒーター付)・ドアシルガード(イルミネーション)・レーンキーピングアシスト・イオナイザー・ロードスペースマネージメント・ETC
︎スポーツカーメーカーのポルシェは、看板モデルの「911」をみればわかるとおり、考えうる限りの技術を駆使しながら、常に最高の性能を目指して製品開発に邁進するメーカーとして知られている。また、それだけに留まらず柔軟にマーケットの動向を読むのにも極めて長けた一面ももっている。スポーツカー専業メーカーとして20世紀を歩み続けてきたポルシェが、2002年に突如としてSUVモデルの「カイエン」を発表してから20年以上の年月が経ち、いかにポルシェに先見の明があったのかを思い知らされる。「カイエン」がもつ低い重心から繰り出される運動性能は、他のSUVモデルと比べ明らかに高く、それは紛れもなくポルシェ製であると納得させられるものとなっていた。その「カイエン」の成功から派生したポルシェ初のコンパクトSUV「マカン」は、2013年の東京モーターショーとLAショーで同時発表された「カイエン」に次ぐSUVモデルとなる。インドネシア語で「虎」を意味する「マカン」と名付けられ、2004年にハーム・ラガーイからデザイン部門責任者を引き継いだミヒャエル・マウアーによりデザインされたモデルで、当時の「アウディQ5」と同じフォルクスワーゲングループの「MLBプラットフォーム」が採用され開発が進められた。迫力ある大型フロントグリルと前後のドア下部を貫く”サイドブレード“をデザインの特徴とし、ヘッドライト周辺を含め大きく開くシェル形状のボンネットとリアゲートはアルミ製とされている。フォルクスワーゲン/アウディ由来の4気筒ターボエンジン搭載の「マカン(237馬力)」、ポルシェ製となるV型6気筒エンジン搭載モデルは、3ℓツインターボの「マカンS(340馬力)」と、3.6ℓツインターボの「マカン ターボ(400馬力)」というラインナップで展開し、全てのモデルが4輪駆動となっている。4WDのシステムは縦置きに搭載されるエンジンからFRをベースとし、電子制御式多板クラッチを介して前後トルク配分は、0〜100の範囲で自動調整出来るもので、変速機には7速PDK(ポルシェ・ドッペル・クップルング=ツイン・クラッチ式AT)が組み合わされている。プラットフォーム同様、足回りの骨格は「アウディQ5」と共用するが、ポルシェ独自の味付けとなり他のポルシェ製スポーツモデルが見せるコーナリング性能の限界値の高さに比べ「マカン」のドライビング感覚は、荷重移動が感じられるドライバーがスポーツドライビングを楽しめる仕立てとされている。生産はライプツィヒ工場に年間5万台のキャパシティを見込んで、5億ユーロ(当時の換算で約700億円)を投じて生産ラインが確保されていた。ポルシェが史上初めて世界販売台数20万台を記録した2015年、11月の東京モーターショーで「マカン」のラインナップに追加発表されたグレードが「マカンGTS」となる。このモデルは「マカンS」と「マカン ターボ」の中間に位置付けられるモデルで、マーケットの意向を汲んで追加設定されたグレードとなる。”グランツーリスモスポーツ“を意味する「GTS」グレードが最初に設定されたのは、2007年の「カイエン」で、この成功を元にポルシェは全ての生産モデルにこのグレードを広めることで販売台数を伸ばす事に成功している。ポルシェが販売するモデルは、ベースグレードや「S」グレードモデルがデビューし、次に「ターボ」モデルを追加、タイミングを見計らって「GTS」がデビューするというプロセスが確立され、自ずとそのタイミングがモデル終盤を迎える事から「GTS」グレードが、そのモデルの完成形というのに相応しい仕上がりとバランスを見せることになる。「マカンGTS」に搭載されるエンジンは基本的には「マカンS」と共用となるがエンジン出力は360馬力までアップされ、よりスポーティでホイール を含むエクステリア、インテリアともにスペシャルな造り込みを感じさせるモデルとなっている。この「マカン」シリーズは2018年夏から、およそ1年かけて順次改良が施され4気筒2ℓターボエンジン搭載の「マカン(252馬力)」、ポルシェ製からアウディ製となったV型6気筒3ℓシングルターボエンジン搭載の「マカンS(354馬力)」、同じくアウディ製V型6気筒2.9ℓツインターボの「マカンターボ(440馬力)」と、それぞれパワーアップされラインナップが一新された。そして初期モデルと同様に「マカンS」と「マカン ターボ」の間を埋めるかたちで2019年12月に登場したのが「マカン ターボ」と同じV型6気筒2.9ℓツインターボを搭載する「マカンGTS」となる。ベースエンジンが初期モデルの3ℓから2.9ℓに排気量をダウンしながらも、出力値を20馬力とトルク値を2kgm向上させ、最高出力380馬力、最大トルク53.0kgmを発揮、コンパクトなアウディ製エンジンに換装された事により、メーカー間のシナジー効果とダイナミクス性能の向上が図られたモデルとなっている。このV型6気筒・2.9ℓツインターボエンジンは、エンジンに使われるECUのプログラムと、同じターボユニットの過給圧を「マカンGTS」では1.1バール、「マカン ターボ」では1.3バールまで引き上げることにより60馬力と3kgmの出力/トルク値の差がつけられている。初期モデルと同じく足回りも車高が15mm下げられた「マカンGTS」は、旋回に伴うロール剛性が一段とスポーティに仕立てられ、フットワークの軽さを含めラインナップ中、最もバランス良く仕上げられたハンドリングをもつグレードとなっている。そしてデビューから7年が経過した2021年「マカン」は、再び大規模な改良が施される事となる。販売開始以来通算60万台の販売を記録し、この年も販売が好調な売れ行きを見せ、全世界で8万8362台が販売され、ポルシェ生産モデル全体でおよそ30万台といわれる販売台数の約3割を占める人気モデルとなった。2度目の改良を受けた「マカン」のラインナップは、ベーシックグレードの4気筒2ℓターボエンジン搭載の「マカン(265馬力)」、2.9ℓ V6ツインターボエンジン搭載の「マカンS(380馬力)」、同エンジン搭載の「マカンGTS(440馬力)」となり「マカン ターボ」はラインナップから外れトップモデルが「マカンGTS」となった。そこでベーシックグレードと同じエンジンを搭載した「911」以外のモデルでは初となる「マカンT」というグレードをラインナップに加える事で、鎬を削るライバルモデルに対向して各グレードの性能向上が図られている。この2021年の改良時にエクステリアの変更は基本的には前後バンパーのデザインのみとなり、インテリアに於いては、センターコンソール部分に並んだ物理スイッチ類が、タッチパネルに変更されスッキリとしたデザインとされた。ATのセレクターレバーが小型化され、ステアリングに装備されるスイッチ類などのアップデートも図られている。「マカン」シリーズは、2013年に発表されて以来およそ10年間に約84.5万台がライプツィヒ工場から世界中にデリバリーされ「911」「カイエン」のミリオンセラーに迫る生産台数を記録している(マカンは2025年7月にブランド史上最速で100ミリオンセラーを記録している)。︎今回入荷した2024年型「マカンGTS」は、同じ2024年の1月にワールドプレミアされた2世代目「マカン」がBEV(電気自動車)になった事から、およそ10年間続いたICE(内燃機関自動車)世代の「マカン」の最終進化型のトップモデルとなっている。SUVであってもフロントウィンドウからなだらかな曲線を描く「マカン」のルーフラインは「911」に繋がるポルシェのDNAを感じさせる美しいシルエットとなるのはデビュー時から変わらない。2度にわたる改良を経てフロントバンパーは、水平基調のワイドに見える立体構造のデザインが採用され、グレードによるデザインの変化は無く、他のグレードがボディカラーを引き込んでいるのに比べ「GTS」はブラック仕上げとなる。リアバンパーはディフューザーを装備する事を強調する様に、マフラーを囲むエリアが上方にせりあがり迫力あるデザインが採用されている。併せて「マカンGTS」ではリアゲート上部のルーフスポイラーはシンプルなデザインから、2つのフィンが付いた専用のダブルウィングデザインに変更されハイグロスブラック仕上げとなっている。また、ヘッドライトは速度やステアリングの切れ角により照射方向を自動調整出来るPDLS(ポルシェ・ダイナミック・ライト・システム)が装備されるLEDヘッドライトとなり「マカンGTS」用ではベースカラーがブラックとなっている。リアゲートにつく「Macan GTS」のエンブレムを始めとしてブラックカラーをキーワードとしたエクステリアは「マカンGTS」の特徴となり、今回入荷した車両は”ジェットブラック“のボディカラーがチョイスされている事からワントーンでコーディネートされ、更にクールで引き締まった表情を見せる。スポーツデザインエクステリアミラーとよばれるステー部分がV型となるドアミラーを装備し、テールランプはデビュー時には「918スパイダー」のテールランプのデザインを踏襲し左右独立していたが、始めの改良時に「911」と同様に左右のテールランプが繋がったデザインを採用しLED化されている。「マカン」の特徴となる前後ドア下部にレイアウトされる”サイドブレード“は、イメージを継承しつつラバーブラック仕上げの新たなデザインが採用され「GTS」のグレード名が入れられている。︎今回入荷した「マカンGTS」が搭載するエンジンはアウディ主導で開発された高効率、高性能を高い次元で両立したEA839型とよばれるもの。水冷90度V型6気筒DOHC24バルブ・ツインターボエンジンは、ボア×ストローク84.5mm×86.0mmから2894ccの排気量をもつ。ホットインサイドV方式で、両バンクの間に2基のボルグワーナー製ターボチャージャーを配置したセンターターボレイアウト構造となっている。燃焼室とターボチャージャーの間の排ガス経路を短縮することでシャープなレスポンスを可能とし、精緻なメカニズムが滑らかに回転する感触が積極的に伝わってくるタイプのエンジンとなっている。10.5の圧縮比をもつオールアルミ製のこのエンジンは、最高出力440馬力/5700rpm〜6600rpm、最大トルク56.1kgm/1900〜5600rpmを発揮、2度目の改良以前の「マカン ターボ」に搭載されていたエンジンと同スペックをもっている。このエンジンの出力はPTM(ポルシェ・トラクション・マネージメントシステム)とよばれる電子制御式多板クラッチを介して前後輪にトルク配分される4輪駆動方式となる。安定走行時にはほぼ100%リアを駆動し、路面状況やスロットル開度により積極的にフロントへ駆動配分を変えていくオンデマンド式4WDとなっている。今回入荷した車両にはオプションの電子制御式の可変リアディファレンシャル「PTV Plus(ポルシェ・トルク・ベクタリング・プラス)」が装備されている為、更なる旋回性と高いスタビリティが確保されている。変速機はツインクラッチシステムを装備した7速PDK(ポルシェ・ドッペル・クップルング)が搭載され、幅広いパワーバンドをもつエンジンの出力は常に最も高い効率で速度に変換されていく。︎足回りは、フロントにダブルウィシュボーン式、リアにマルチリンク式を採用。「マカンGTS」では2回目の改良では、フロントアクスルで10%、リアアクスルで15%剛性アップが図られベースグレードより10mm低いスポーツサスペンションを装備、PASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメントシステム)とよばれる電子制御式可変ダンパーを装備し、スタビライザーも強化されている。これによりドライブモードと併せていかなる状況においても、最適な乗り心地とダイナミクス性能が提供される。ブレーキは、前後ともにベンチレーテッド・ディスクを装備、フロントに390mm径サイズ、リアは356mm径サイズが採用されている。フロントにはブレンボ製アルミモノブロック対向6ポッドキャリパー、リアにはコンビネーションフローティングキャリパーが組み合わされABSを装備する。また今回入荷した車両には前世代の「マカンGTS」ではオプション扱いとされていたPSCB(ポルシェ・サーフェス・コーテッド・ブレーキ)が装備されている。これは速さと同じくPCCB(ポルシェ・カーボン・セラミック・ブレーキ)に代表される様に、ブレーキにこだわるポルシェが開発した、鋳鉄ローターの表面に鋳鉄の倍の硬さをもつタングステンカーバイドをコーティングし、専用開発されたパッドを組み合わせる事で、PCCB並みの制動力と熱安定性をもち、ダストを出さず錆びないという特性をもつものとなっている。通常のディスクローターには円周方向に溝が出来るがPSCBのローターは鏡の様に平滑な表面をもつのが特徴で、パッドが密着する面積も広く抜群のブレーキ性能を発揮する。高い制動力をもちながらPCCBに比べると低コストで、ブレーキダストは鋳鉄ローターに比べ90%削減、ライフサイクルは30%延長され耐フェード性が高いブレーキシステムで、ポルシェ研究開発センターのブレーキシステムを専門とするマティアス・レーバー主導により開発されている。ボッシュと研究を進める中で”インターレイヤー“を間に挟む事で、タングステンカーバイドを鋳鉄ローターの表層に形成することを可能とした。3世代目の「カイエン」とともに発表されたPSCBは、ブレーキダストを大幅に削減出来る事から白いブレーキキャリパーを使ってアピールされた技術となる。ホイールは前世代の「マカンGTS」より1インチ拡大された21インチを採用。サテンブラック仕上げの「RSスパイダーデザイン」が装備され、フロントに9.5J×21インチ、リアに10J×21インチサイズとなる。組み合わされるタイヤは、フロントに265/40R21、リアには295/35R21サイズが採用されている。インテリアは「911」と共通の「マルチファンクションGTスポーツステアリングホイール(今回入荷した車両には純正オプションのステアリングヒーターを装備したダークウォールナットマルチファンクションステアリングが装備されている)」が装備され、ステアリングホイールを通して正面には「GTS」専用となる赤い文字盤が採用された大径のタコメーターがレイアウトされている。左側には280km/hまで刻まれたスピードメーター、右側には水温、油温、油圧などの車両データやナビゲーション画像が表示できる高解像度4.8インチカラーディスプレイを装備する3連メーターを装備。2回目の改良時にATセレクターレバーはブーツレスタイプに小型化され、その周辺のセンターコンソールに多くレイアウトされていたスイッチ類は、スッキリとしたタッチパネルにデザイン変更されている。サイド・サポートの張り出しが大きいレザー張りの専用スポーツシートには、ヘッドレスト部分に赤い「GTS」のロゴが刺繍され、同じカラーのステッチがあしらわれている。今回入荷した車両にはオプションの18Way電動アダプティブシートが装備され、理想的なドライビングポジションが選択可能となっている。前後座席のシートベルトは「GTS」専用の赤が採用され、ダッシュボード中央にレイアウトされた10.9インチ・フルHDタッチディスプレイはカーナビ、オーディオ、車両の各種設定が可能なインフォテイメントシステムが集約される。「マカンGTS」には「スポーツクロノパッケージ」が装備され、ステアリングホイール右下にレイアウトされるダイヤル式スイッチで走行モードの選択が可能となる。「ノーマル」「スポーツ」「スポーツプラス」「インディビジュアル」の切り替えにより、エンジンECUマッピング、PDK変速プログラム、スロットル特性、PSM(ポルシェ・スタビリティ・マネージメント=トラクションコントロール)介入特性、PASM減衰力特性、排気バルブ制御が統合制御される。5人乗車時で488ℓ、後席背もたれを前方に倒すと最大1503ℓのラゲッジスペースが確保されている。︎全長×全幅×全高は4726mm×1927mm1596mm、ホイールベースは2807mm、トレッド前1648mm、後1659mm、車両重量1960kgとなる。最小回転半径は5.6m、燃料タンク容量は75ℓ、新車時販売価格は1188万円(2022年3月)となっている。︎メーカー公表性能値は、0→100km/h加速4.5秒、0→160km/h加速10.5秒、0→200km/h加速17.1秒、最高速度272km/hとなっている。︎1948年に「356」の1号車がオーストリアのグミュントで誕生して以来、80年近くに亘りスポーツカー好きに愛され続けてきたポルシェ。盛り上がったフロントフェンダーの峰の先に2つの大きなヘッドライトを装備し、特徴的な猫背のスタイルはポルシェならではの表情をもち心奪われる人は少なくない。エンジン出力だけで無く、そのサウンドや回転フィールにまでこだわりをもち、しっかりと調律されたパワートレインやドライブするのが楽しくなる秀逸なシャーシ性能に”ポルシェの神髄“を感じさせる。想定された以外の”遊び“を持たないステアリングやペダル類、シフトセレクターといった操作系の緻密さや、手のひらや足先、シートから感じられる直接路面とコンタクトをしている様なダイレクトな感覚は、どの車種を選んでもポルシェなら体感することが可能となり、それはもちろん「マカンGTS」でも同様となる。リアに向かってなだらかな曲線を描くルーフラインは「911」に通じるポルシェのDNAを感じさせるフォルムをもつ「マカンGTS」のバータイプのドアハンドルでドアを開きドライバーズシートに腰を下ろす。SUVである為シートポジションはやや高めとなるが、ステアリングの角度や浅く感じられるフロアの造りなどはスポーツカーのようだ。サイドサポートの張り出しが大きめに感じられるシートも乗り降りに邪魔になる程では無く、しっかりと腰回りを支え理想的なドライビングポジションを得る事が可能となる。また、ステアリングを通してドライバー正面にレイアウトされる大径のタコメーターがポルシェに乗っている事を強調する。ステアリングコラム右側にあるエンジンスタートスイッチを捻りエンジンをスタートさせ、シフトセレクターを「D」のポジションに移動。アクセルをゆっくり開けると車体が動き出す瞬間にも、アクセルとタイヤが直結している様なダイレクトな感覚を覚える。アクセルやステアリングの動きに対して遅れる事も過敏な事も無く、あくまでもドライバーに忠実に車両は反応を返してくれる。ATであっても7速PDKの変速は的確で、ステアリングの裏側に装備されたパドルを使えば、MT並みの瞬時の変速が味わえる。高い出力を発揮するV6ターボエンジンのフィーリングは、どの回転域を使っていても上質でこの上無く心地良いものとなる。滑らかに回転する感触を伝えてくるエンジンは、低回転域ではやや穏やかさを見せるものの回転を上げるに連れパワーをリニアに上昇させ3500rpmを超えるあたりから音質に変化をみせはじめる。そして5000rpmを超えるとレーシーなサウンドを響かせながらレッドゾーンの始まる6800rpmに向けて鋭く吹け上がる。鋭いレスポンスと漲るパワー感はスポーツカーに搭載される高回転型エンジンを髣髴とさせ、ドラマ性も存分に堪能出来る。高回転域でのパワーに比べると、低回転域のパフォーマンスが穏やかに感じられるとはいえ、最大トルク値は僅か1900rpmから発揮される為、コーナーの途中にバンプがあれば瞬間的にPSMが介入する場合もある。それでも「マカンGTS」の強靭な足回りは、ポルシェが作るSUVとして熟成を重ねたものとなり、懐深いダンピングとグランドツアラー並みの快適性を程良くバランスさせながらエンジンパワーを的確に路面に伝え強力なグリップを確保する。またドライブモードで「スポーツ」或いは「スポーツプラス」を選択すれば、確実にその切れ味は鋭さを増す。ワインディングロードから市街地迄、どんな状況に於いても精緻なメカニズムが黒子となって、高い次元でのドライバビリティとパフォーマンスを発揮する「マカンGTS」は、SUVというジャンルを超えてポルシェの名前に相応しい仕上がりが感じられる一台となっている。また、その高めのドライビングポジションからの視界の良さと「カイエン」より200mm短いコンパクトなボディがもたらす車体の取り回しの良さは、ポルシェのラインナップの中で随一となっている。「マカンGTS」は、ポルシェの源流とも言える「911」と比べると駆動方式もエンジン形式も全く異なり、存在するカテゴリーもSUVと純粋なスポーツカーで大きく異なる。しかし精緻でダイレクトな走行感覚という意味ではどちらもポルシェならではのもとなり、もっとも「911」に近い感覚をもつSUVと表現出来るのかもしれない…



















