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Black Series
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メーカー
ミッション
オートマ
グレード
Black Series
ボディタイプ
外装色
ハイテックシルバー
年式
2022 年型
走行距離
140km
乗車定員
2 名
サイズ
長 460 cm 幅 202 cm 高 128 cm
エンジン形式
排気量
3982 cc
馬力
730
トルク
81.6
車検
令和9年10月
ハンドル
駆動区分
輸入区分
ディーラー
内装色
ブラック
燃料区分
ガソリン
幌色

国内53台限定車両

[ ブラックシリーズ専用装備 ]19/20インチ10スポーク鍛造アルミホイール・カーボンセラミックブレーキ/ブラックキャリパー・カーボンセラミックブレーキ/ブラックキャリパー・AMGエクステリアカーボンパッケージ(カーボンファイバーフロントリップ、ボンネット、フロントフェンダー、サイドスカート、ドアミラー、リアウイング、リアバンパー、テールゲート)・専用大径ターボチャージャー・専用カムシャフト・専用エキゾーストマニフォールド・専用強化AMGスピードシフトDCT・カーボンファイバー製トルクチューブ・カーボンファイバー製ドライブシャフト・鍛造アルミ製ハブキャリア・専用減衰力連続調整式サスペンション・ピロボールジョイント・専用AMGトラクションコントロール(スリップ量9段階設定)・AMGカーボンファイバーバケットシート・AMGパフォーマンスステアリング(DINAMICA)・DINAMICAダッシュボード

[主要装備]ABS、BAS、CPAプラス、LEDインテリジェントライトシステム、LEDコーナリングライト、アテンションアシスト、パーキングアシストリアビューカメラ、PRE-SAFE®、SRSエアバック、クラッシュセンサー、アルミニウムスペースフレーム、リトラクタブルリアスポイラー、LEDウインカー、LEDドライビングライト、ボタン式パーキングブレーキ、パドルシフト、AMGドライブユニットシステム、加倒式ヒーテッドドアミラー、LEDシフトインジケーター、レインセンサー、ECOスタートストップ機能、クライメートコントロール、COMANDシステム

「メルセデスベンツAMG」とは、2005年に完全子会社化したアファルターバッハを本拠地とする「AMG」と「メルセデスベンツ」が新たに設立した「メルセデスベンツ」傘下のスポーツモデル開発・製造を担うサブブランドとなる。レーシングカー・コンストラクターであり、コンプリートカー・メーカーでもある「AMG」と「メルセデスベンツ」の最先端技術を結集して、これまで以上の強い関係と更なる結果を生み出すべく「ドライビング・パフォーマンス」をスローガンに掲げている。その「メルセデスベンツAMG」が初めて開発したモデルは、20099月のフランクフルトショーで発表された「メルセデスベンツSLS AMG」となり、車名とガルウィング式ドアが採用される事から、初代「メルセデスベンツ300SL」をリスペクトしたモデルでもある。搭載されるエンジンは「AMG」が独自開発したハイパフォーマンスエンジンとして定評のある自然吸気6.3V8気筒(M159)で「One Man,One Engin」というエンジン1基の組み上げに対して1人のマイスターが全責任をもつという「AMG」の哲学を継承し造られたものとなっている。このモデルをベースとしたレーシングモデル「SLS GT3」は、2011年のFIA GT3ヨーロッパ選手権でコンストラクターズ・タイトルを獲得し、その技術力の高さを証明して見せた。そして2010年から「メルセデスベンツAMG」として、レースの最高峰となるF1にも54年ぶりに復帰を果たし、そのテクノロジーをもって新たなる挑戦も開始している。「メルセデスベンツAMG」は、F1のパワーユニットが2014年に1.6V6ターボエンジンにハイブリッドシステムを加えた新レギュレーションに変更されると、この年のコンストラクターズチャンピオンと、ドライブするルイス・ハミルトンによるドライバーズチャンピオンというダブルタイトルを獲得する。その輝かしい2014年、10月のパリサロンの前夜祭に於いて、世界初公開された新型スポーツクーペが「メルセデスベンツAMG GT」となる。FRレイアウトを採用するロングノーズにショートデッキのプロポーションは、前作の「SLS」と同様に戦後のメルセデスベンツ復活の象徴ともいえる「300SL」以来のメルセデスベンツ・スポーツモデルの伝統に倣ったデザインが採用される。今世紀初頭のマクラーレンとのコラボレーションによる「SLR」から「SLS」、そして「AMG GT」と、その伝統のスタイルは継承されている。この「AMG GT」のボディデザインは、メルセデスベンツ・デザイン部門の責任者ゴードン・ワグナーによるもので「SLS」のデザインも担当したワグナーだが、この「AMG GT」では「300SL」から継承されてきたガルウィング・ドアと訣別。厳密に見れば「SLR」では、ディヘドラル・ドアが採用されていたが上方に開くドアという意味では「300SL」のイメージが引用されている。「メルセデスベンツAMG」専用モデルの第二弾となる「AMG GT」では、このイメージの引用を断ち切る事で軽量化と低重心化が図られ機能性を重視し、新設計のV8気筒・4直噴ツインターボエンジン(M178)とあわせて、より本格的なスポーツカーとしての新たな資質を手に入れた。2016年にはオープンモデルの「AMG GTロードスター」と、シリーズ最強の585馬力を発生するワイドボディをもつ「AMG GTR」をラインナップに追加。これにより「AMG GT」はエンジン出力の差によるモデル・バリエーションを展開し、ベースとなる「GT」から「GTS」「GTC」それぞれのクーペモデルに「ロードスター」モデルを設定する。そこに「GTR」を加え、新たに「GTRロードスター」が発表された2019年を機にマイナーチェンジが施され、フロント・テールライト共にLEDライトが採用されると、コックピットのインパネには液晶ディスプレイが導入された。そしてこの時、トップパフォーマンスモデルとしてレーステクノロジーがフィードバックされた新たなモデル「GTRプロ」が加えられ「AMG GT」シリーズは9車種を数え、その上4マチック(4WD)の「4ドア・クーペ」モデルが導入され、快適性や利便性も備えた大きな広がりを見せた。「メルセデスベンツAMG」はコロナ禍の2020715日に、究極の動力性能と精巧なエアロダイナミクスを備えた最強のトップグレードとして造られてきた「ブラックシリーズ」に新たに「AMG GT」を加えてオンラインで世界初公開した。この「ブラックシリーズ」とは、1967年に創業した「AMG」が、よりエクスクルーシブな仕様を求める顧客に対応する為に、2006年に設立した組織AMGパフォーマンス・スタジオを活用して、高性能なベースモデルに考えうる限りの入念なモディファイが加えられたシリーズとなっている。あらゆる面で多くの人を魅了し、感動させる様な“究極のマシン”を具現化するべく「AMG」が本拠地とするアファルターバッハのデザイナーやエンジニア達が、その経験と英知を結集して創り上げた、ラインナップの中で最強のシリーズとなる。今回入荷した2022年型「AMG GTブラックシリーズ」は、その「ブラックシリーズ」の中では6車種目となり、これ迄に「AMG」は、2006年の「SLK55AMG」を皮切りに、2007年に「CLK63AMG」、2008年に「SL65AMG」、2012年に「Cクラスクーペ63AMG」、2013年に「SLS AMG」それぞれの「ブラックシリーズ」を送り出してきた。「AMG GTブラックシリーズ」は、レーシングモデルの「AMG GT3」に由来する空力デザインを基本とするエクステリアデザインが採用され、そのボディにはアファルターバッハが誇るテクノロジーがフルに活用された史上最強といわれるV8気筒ツインターボエンジンが搭載されている。「AMG」のプロダクトマネージャーのヨエルグ・レッツェルはこのモデルを「フロント・スプリッターをホンの僅かに延長するだけで、認可が取り消され公道走行が禁止されるというところまで、攻めた設計が施される公道のレーシングモデルである」と表現している。「AMG GTブラックシリーズ」のエアロパッケージは「AMG GT3」や「AMG GT4」によるレースからのフィードバックによるもので、フロントフェイスには大型化されたインテーク・グリルやスプリッターを装備する。ボンネットとフロントフェンダーには、最強エンジンが発生する強大な熱量を効果的に逃すべく大型のエアベントが設けられ、高い冷却効果と空力効率を狙った形状となっている。数多くのフィンとフロントホイールアーチ後方のカーボン製ウィングを備えるエアスリットは、統合された効果的なホイールアーチベンチレーションにより、フロントアクスルに強力なダウンフォースを発生させている。フロントグリル下方のスプリッターは「ストリート」「レース」の2モードの調整が可能となり「レース」モードでは、路面近くまで下降したスプリッターにより、ボディ下部に流れる気流を加速させ「ベンチュリー効果」を発生させダウンフォースを高めることが可能となる。サイドシルパネルは前後のブレードと統合され、リアにはダブルディフューザーと2ピースのリアウィングが装備される。リアウィング上部は「AMG DYNAMICSモード」に合わせて電子制御により最大20°の自動調整が行われ、加速、コーナリング、ブレーキングに合わせて稼働する。任意調整可能な下方のウィングと併せて250km/h時に400kgを超えるダウンフォース量を、最高速度の325km/h時には800kgのダウンフォース量を発生する。軽量化に配慮されたボディは、多くのカーボンファイバー・パーツが採用され、ルーフ、リアハッチ等ボディ・パネルはもちろん、それはトランスミッション・マウントやフロント・スタビライザーにまで及んでいる。AMG GTブラックシリーズ」に搭載される「AMG」製エンジンは「M178 LS2」という型式をもつ、水冷90°V8気筒DOHC直噴ツインターボで、ボア×ストローク、83.0mm×92.0mmから3982ccの排気量を得る。新開発のカムシャフトやエキゾーストマニホールドが採用され、ベースモデルのエンジンに使われる90°クランクシャフトを、180°のフラットプレーンタイプに設計変更し点火順序を改めるとともに、排気干渉を排除してより高回転、高出力化が図られているのが特徴。その驚異的ともいえる最高出力は、730馬力/67006900rpm、最大トルクは81.6kgm/20006000rpmとなる。ターボラグを感じさせずに即座にピックアップトルクが立ち上がるツインスクロール式のターボは、ボールベアリングが採用され「AMG GTR」のものより大型化された上で、その過給圧も1.7バール(GTRでは1.35バール)まで引き上げられている。これにより1時間あたり1100kgの吸入気を供給(GTRでは900kgだった)することが可能となり、組み合わされるインタークーラーもまた大型化されている。ターボチャージャーの大型化に加え過給圧アップによるノッキング防止と、ハイパワー化に伴う耐久性を維持する為に、このエンジンの圧縮比は8.6まで下げられている。2基装備されるターボチャージャーを、エンジンのVバンク内に収める、ホットインサイドVレイアウトとしていることで、排気は最短距離でターボチャージャーに導かれ、これも素速いスロットルレスポンス実現に貢献している。トランスアクスル方式でレイアウトされるエンジンとトランスミッションは、僅か13.9kgのカーボンファイバー製トルクチューブで結ばれている。これはベースモデルに比べ40%軽く設計され、その中を通るドライブシャフトも軽量なカーボンファイバー製となる。トランスミッションは7ATの「AMGスピードシフトDCT 7G」とよばれる専用に強化されたデュアル・クラッチ式トランスミッションで、シフトパフォーマンス向上が図られるとともに冷却機能もアップされている。リアアクスルのコンパクトなトランスミッションハウジングに内蔵された電子制御式LSDは、きめ細かい制御と素早い反応速度で、走りの物理的限界を引き上げる事にも成功している。足回りはフロント・ダブルウィッシュボーン式、リア・マルチリンク式が採用され、フロントには2段階調整可能なカーボンファイバー製スタビライザー、リアには3段階調整可能なスタビライザーが装備される。アーム類、ハブキャリア、ステアリングナックル等は軽量化の為に100%アルミ鍛造製となる。ホイール支持とサスペンション機能は分離され、スプリングストラットとダンパーストラットを下側のラテラルリンクで支持することにより、上下動を最小限に抑えなから限界に近いコーナリング時にもドライバーに明確に路面状況を伝える構造をもつ。リアのロアアームにはピロボールジョイントを用いることで、従来のブッシュに比べ耐摩耗性に優れ、設計上全く遊びを持たない事から大きな荷重を受けてもトーイン/キャンバーの変化が無く、ドライバーの意思に忠実に走行ラインをトレースすることが可能となる。連続可変アダプティブダンパーを装備し「AMGライドコントロール」により、各ホイールのダンピングをハンドリング状況や、速度、路面状況に合わせて、伸び側、縮み側のそれぞれに装備されたバルブを個別に自動制御することで、瞬時に最適な減衰特性とすることが可能となる。モータースポーツ・テクノロジーからフィードバックされるこの技術により高いロードホールディング性能を発揮し、どんなスピード領域に於いても高いドライバビリティが確保された足回りとなっている。更に「AMGダイナミックセレクト」によりスロットルレスポンス、ギアボックス特性、アダプティブダンパーの減衰力等を統合制御して設定された、日常走行に最適な「C(Comfort)」、起伏のあるサーキット走行や公道にも適した「S(Sport)」、滑らかなグランプリコース用の「S+(Sport Plus)」から、最適な走行モード特性を選択することが可能となる。また「AMG GTブラックシリーズ」の足回りは、調整可能なスプリングプリロードを備えている為、工場出荷時にはホッケンハイムリンク、ラウジッツリンク、ニュルブルクリンク等のサーキットに適した車高に設定され、ここから最大10mm下げる事が可能となっている。専用のブレーキシステムは、フロントに402mm径、リアに360mm径のカーボンセラミック・ドリルド・ベンチレーテッド・ディスクを装備、レーススペックのブレーキパッドと、それぞれ対向6ポットと4ポットのブレンボ製キャリパーが組み合わされている。ホイールサイズはフロント10J×19インチ径、12J×20インチ径の、銀色で縁取られたマットブラックのスタッガード10スポーク・タイプを装備。この軽量な鍛造ホイールは前後異径サイズが採用され、組み合わされるタイヤは、このモデルの為にカスタマイズされた「ミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2 R MO」が採用され、フロントに285/35ZR19、リアには335/30ZR20サイズが装備されている。他の「AMG GT」シリーズとの明確な差別化が図られたインテリアは、エクスクルーシブナッパレザーと、軽量な「DAINAMICA」マイクロファイバー素材の黒を基調に、オレンジのトップステッチを差し色として採用する鮮やかなコントラストとスパルタンな仕上がりを見せる。センターコンソールにはV8エンジンをモチーフとしたデザインが採用され、各種スイッチやカラーディスプレイボタンが機能的にレイアウトされている。3スポークをもつ「AMGパフォーマンスステアリング」を通してドライバー正面には、高精細12.3インチのメーターディスプレイと、ダッシュボードセンターにレイアウトされる10.25インチのマルチファンクションディスプレイが装備される。2脚が装備されるバケットシートは、軽量な「AMGカーボンファイバーバケットシート」となりヘッドレスト部分にはオレンジの「AMG」の刺繍が施されている。ダッシュボード中央にレイアウトされる4つの円形エアアウトレットの下には、黄色い「AMGトラクションコントロール」のノブがレイアウトされている。この「ブラックシリーズ」専用にセッティングが施されたこのトラクションコントロールは、ESP(横滑り防止装置)をオフの状態で「レベル1」から「レベル9」までの9段階からトラクション能力を選択することが可能となる。「レベル1」ではウェット路面でのセーフティマージンを最大に稼ぐことが出来、「レベル9」ではリアタイヤのスライド量を最大限まで許容するセッティングの幅広さをもつ。エンジン出力と電子制御ディファレンシャルのロック率を制御しながら、ドライバーが望むトラクション性能とハンドリングを両立しているのを特徴とする。この技術もモータースポーツからフィードバックされたもので、スイッチ・ノブを囲むLEDゲージによる表示方式もレーシングモデル由来のものとなっている。全長×全幅×全高は4544mm×1939mm×1287mm、ホイールベースは2630mm、トレッド前後ともに1692mm、車両重量1540kgとなっている。僅か53台が日本ディーラーにより販売され、新車時販売価格は、受注による限定販売という方式で販売されたことにより約4630万円となっている。燃料タンク容量75、前後重量配分は47:53となる。メーカー公表性能値は0100km/h加速は3.2秒、0200km/h加速は9秒以内で、最高速度は強力なダウンフォースを発生するエアロパーツや、ローギアード化されたギア比の影響を受け325km/hとなっている。「メルセデスベンツAMG」は、この「AMG GTブラックシリーズ」をニュルブルクリンク・ノルドシュライフェに持ち込み、2020114日にタイムアタックを行った。ドライバーは「AMG」のファクトリードライバーとして「AMG GT3」をドライブしているマロ・エンゲル。このアタックでは「AMG GTブラックシリーズ」に標準装備される全ての機能が最大限に活用されている。フロントスプリッターは「レース」の位置に固定し、リアスポイラーのウィングブレードの位置が調整され、使用タイヤは標準装備の「ミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2 R MO」となる。車高は調整範囲内で僅かに下げながらキャンバー角の調整が行われた。スタビライザーはハードな設定とし「AMGトラクションコントロール」は9段階の中から67の間が選択された。この設定でのアタックの結果、タイムは20.6kmのコースで643616を記録(トラックセクションT13ストレートを含む20.832kmのコースでは648047となる)してこの記録は、同年1118日に公表された。この時点で「AMG GTブラックシリーズ」は、2018年に「ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ」が記録した64497を更新して市販車最速タイムを達成、その高いポテンシャルを証明してみせた。走行後、ドライブしたマロ・エンゲルは「ヘッケルヘン・セクションでは270km/h、ドッティンガー・ホーエの長いストレートでは300km/hをはるかに超えるスピードを記録し、これは自分のドライブするGT3レースカーよりも速く、今回記録したラップタイムで走れた事はとても素晴らしいこと。このモデルは、レーシングモデルと同様に幅広い調整が可能となる為、自分にとってベストのセッティングで走行することが出来た。多くのダウンフォースを生み出すことで、限界領域に自信を持って挑める信頼性の高さはとても印象的。このラップタイムにより、アファルターバッハの開発者の卓越したエンジニアリングを証明出来た事をとても嬉しく思う」と語った。この言葉は「AMG GTブラックシリーズ」の性能とパフォーマンスの高さをとても良く表しているといえるだろう。また「AMG GTブラックシリーズ」は、FIA F1シリーズのセーフティカーとして2022年シーズンの為に供給された。F1セーフティカーには、極めて高い信頼性と優れたパフォーマンスが必要とされる。強い雨や風、砂塵や気温の変化など過酷な状況下でもモータースポーツ最高峰のレースカーを安全に、適切な速度で導くのが使命となる。車両は標準仕様に加え、アファルターバッハのサスペンション・スペシャリストにより、F1が転戦する世界中のサーキットの状況を念頭に置いたセットアップが施されているに留まる。それまでのセーフティカーと異なり、ルーフ上に置かれるライト類が廃止され、フロントウィンドウ内やリアウィング部にシグナルが装備され、空力に配慮しながらも競技車両とのコミュニケーションを最優先とする機能も怠りない。キャビンには後方の映像や、レース運営上の数々の情報を得る為のディスプレイが複数装備されている程度で、装備されるバケットシートを含め基本的にはロードモデルと変わるところは無い。2000年からF1のセーフティカー・ドライバーを務める、ベルント・マイランダーとコ・ドライバーのリチャード・ダーカーの会話用のインカムと、レースコントロールとのコミュニケーション用の無線が搭載され、シーズンを通じてその高いパフォーマンスにより最高峰のレースの安全な運営に大きく貢献した。想定外のインシデントによりペースカーがF1カーを先導する場合、F1カーに装備されるタイヤの温度と内圧を維持する為、出来うる限りのハイペースでの走行を参戦するドライバー達は望んでいる。圧倒的に異なる加速性能とコーナリングスピードを誇るF1カーに対し「AMG GTブラックシリーズ」は、足回りのセットアップを施すだけで、F1カーを先導出来るペースカーに適応できるのは高いポテンシャルの証明となる。翌年2023年のF1シーズンからはレースごとに「アストンマーティン・ヴァンテージ」と交互にその役割を担うことになるが、2026年の今年は再び「メルセデスベンツ」が全戦を通してペースカーを供給することとなった。「メルセデスベンツ」は、カーボンニュートラルを目指しCo2削減をはじめとする地球環境保護を鑑み、BEVの「EQシリーズ」の開発を推進する一方で、子会社化し設立した「メルセデスベンツAMG」では、このAMG製内燃機関史上最強ともいえる「AMG GTブラックシリーズ」で、究極の性能を誇るロードモデルを誕生させた。コロナ禍を越え、EVシフトが減速を見せはじめ混沌とした時代の中でも、常に広い視野と多くのテクノロジーを持ちながら、あらゆる意味で世界の自動車メーカーのトップに君臨し続ける「メルセデスベンツ」は、これから先の世代に於いてもその「スリー・ポインテッド・スター」の輝きは失われることなくリードし続けるのかもしれない…