サイズ
長 402 cm 幅 148 cm 高 145 cm
ボラーニ15インチ ホイール、アバルトシート、ウエーバーキャブ。ノーマルあり。エンジンOH済セミレストア車輌史上最大の自動車設計者の一人、ヴィットリオ・ヤーノが手掛けた1950年代ランチアの最小モデル。名車アプリリア以来受け継がれたセンターピラーレス、及び観音開きの前後ドアと盾型のラジエターグリルを継承した最後のモデルともなった。特異な10度14'狭角V型4気筒OHVエンジンは、1089.5ccから38PSを発生した。ランチア・サルーンの伝統通り、アッピアにもカロッツェリア用のローリングシャシーが製作され、ピニンファリーナ製のクーペ、ヴィニャーレ製のコンバーチブルまで、チューンされたエンジンを組み合わせたスペシャルが製作された。1956年にはシリーズII、次いで'59年にはシリーズIIIに進化する。1963年、後継をフルビアに譲って生産を終了するが、シリーズ全体では99000台余りが生産され、大ヒット作となった。